プログラム開発の講座というと、開発環境を使ってプログラムの開発の説明になります。当然といえば当然なんですが、その開発環境が利用している言語が C/C++ でも Basic でも JAVA でも、その言語についての基礎知識は知っていることが前提となります。これは書く方にとっては当たり前で
「えっ、そこまで説明しなくちゃいけないの!?」とか、
「そんなこと説明し始めたら講座になんないじゃん!」とか、
まあ大体似たような答えが返ってくるでしょう。でも初心者にはそんなことは関係ありません。全部教えて欲しいんです。

またよくないことに、最近はフリーの開発環境が充実してきたり、ちょっと前のものがフリーで公開されたりして、サイトからのダウンロードや雑誌の付録 CD-ROM で簡単に手に入るようになりました。ホビープログラマやサンデープログラマにとって開発環境はそれなりの値段がしてましたから衝動買いするわけにはいかず、横目で見ていた人もこれで簡単に始められるようになったわけです。

手に入れた開発環境をインストールしてみて初めて分かる真実をご存知ですか?

開発環境には言語のマニュアルや入門ってついてないんです。もちろん開発環境を使うための簡単なマニュアルはついていますし、オンラインヘルプもある。でも C/C++、Basic、JAVA 言語のマニュアルはありません。これって正しいんだけど何か方法はないものか。
というわけで「PocketStudio で Pascal を覚える」を始めることにしましたが、通常のものとは違い PocketStudio の使い方を説明するのではなくて、PocketStudio を使って Pascal を覚えようというイレギュラーなものです。もちろん PocketStudio は Palmware 開発環境ですから、説明の中で作ったアプリケーションが Palm マシンの上で動作してしまうのは避けられません。仕方がありませんのでそこは諦めてください。

もうひとつ問題が残っていますが、これも諦めてください。PocketStudio はフリーではありません(45 日間のトライアルバージョンがありますし、Web での購入で 8,000 円弱です。 PocketStudio Standard version 1.1 --- Download Only --- $59.99)。



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