-L LANGUAGE |
生成するリソースの言語を指定します。このオプションは TRANSLATION の定義と一緒に用います。 たとえば, 以下のような定義を定義ファイルに追加します。
TRANSLATION "JAPANESE"
BEGIN
"Yes" = "はい"
"No" = "いいえ"
"Cancel" = "キャンセル"
END |
この定義ファイルを
% pilrc -L JAPANESE ...
のようにオプションを指定して処理すると, "Yes", "No", などの文字列が "はい", "いいえ" のように置き換わります. TRANSLATION は, 対象となる文字列が現れる前に定義されなければなりませんので, 定義ファイルの最初の部分に置いておくのが良いでしょう. |
-I <path> |
インクルード・ファイルやビットマップ・ファイルが格納されているディレクトリを指定します。-I オプションを複数用いることで、複数のディレクトリを指定できます。 |
-R <resfile> |
Palm 用のコードを生成するアセンブラ Pila や、Java のバイナリコードから Pila 用のアセンブリ言語を生成する Jump で使用するための定義ファイルを生成します。 |
-prc |
生成したリソースを -R オプションで指定したファイルにリソース・データベースの形式で書き出します。このオプションは最新の PilRC では無くなっています。 |
-H <incfile> |
定義ファイルに値が定義されていない ID があった場合に、自動的に値を割り付け、マクロ定義として指定されたインクルードファイルincfile に書き出します。これを使えばすべての ID を自動的に割り付けられますので便利です。しかし、この機能を使わずに、プログラム中で必要な ID の値は FORM ごとに番号をそろえるなどして、すべて自分で割り付けた方がデバッグはしやすくなります。
たとえば,
#define PrefsDialog 4000
#define PrefsNameField 4001
#define PrefsPasswordTrigger 4002
#define PrefsOKButton 4098
#define PrefsCancelButton 4099
#define PasswordDialog 5000
#define PasswordField 5001
#define PasswordOKButton 5098
#define PasswordCancelButton 5099
|
のように定義したヘッダファイルを用意し、これを用いてリソースの定義を行います。このようにすると 4000 番台のリソースはプリファレンスを設定するためのダイアログのリソースであり 5000 番台のリソースはパスワード入力用のダイアログのリソースであることが分かりやすくなります。
|
-D <macro> |
マクロの定義を指定します。 |
-F5 |
フォント幅の計算に中国語の Big5 コードを使用します。 |
-Fkt |
フォント幅の計算に韓国語の Hantip コードを使用します。 |
-Fkm |
フォント幅の計算に韓国語の Hanme コードを使用します。 |
-Fkg |
フォント幅の計算に中国語の GB コードを使用します。 |
-Fj |
フォント幅の計算に日本語の SJIS コードを使用します。 |
-Fh |
フォント幅の計算にヘブライ語のコードを使用します。 |
-rtl |
右から左の順に文字を表示する機能を有効にします。 |
-q |
表示するメッセージを少なくします。 |
-V |
エラーメッセージを Microsoft の VisualStudio 形式で表示します。 |
-allowEditID |
Edit メニューの ID (10000-10007) を使用できるようにします。フォームに Edit メニューを追加し、10000 から 10007
までの項目を追加した場合には、このオプションを指定しておかないと警告が表示されます。 |
-PalmRez |
定義で省略されている値について PalmRez と同じ既定値を用いたリソースを生成します。 |
-LE32 |
Little Endian の 32 bit のリソースを生成します。 |