第2回 開発環境の構築 (1) -- PRC-Tools
はじめに FreeBSD に開発環境を構築する手順を説明します。ここでは FreeBSD 4.5-RELEASE がインストールされている状態を前提としています。他のバージョンの FreeBSD を利用されている場合でも各ツールのバージョンが異なることを除けば、同様の手順で環境を整えることができます。
以下の説明で使用するsysinstall 、pkg_add 等の説明が必要な場合にはオンラインマニュアル等を参照してください。
ports のインストール
ports がインストールされていない場合には、以下の手順でインストールします。
- root になります。
- 以下のコマンドで
sysinstall を起動します。
- Main Menu から
Options を選択し、Media Type
等の項目を設定してください。
- Main Menu に戻ってください。
- Main Menu から
Configure を選択してください。
- ports がインストールされていない場合には
Distributions の中の ports
を選択し、ports をインストールしてください。
ports のインストールが終了したら sysinstall を終了させてください。
gmake のインストール
- 以下のパッケージを入手します。
gettext-0.10.35_1.tgz
gmake-3.79.1.tgz
これらのファイルは、FreeBSD の ftp サイト (たとえば ftp://ftp.jp.freebsd.org/ ) の /pub/FreeBSD/ports/i386/packages-4.4-release/ や、そこから配布されている CD-ROM (/pub/FreeBSD/releases/i386/ISO-IMAGES/4.4 ) の1枚目に入っています。
- root になります。
- pkg_add を用いて、これらのパッケージをインストールします。
# pkg_add gettext-0.10.35_1.tgz
# pkg_add gmake-3.79.1.tgz
|
開発環境のインストール
- 以下のパッケージを入手します。
tcl-8.3.3_4.tgz
tk-8.3.4_1.tgz
libiconv-1.7_1.tgz
pilot-link-0.9.5_3.tgz
prc-tools-binutils-2.0.tgz
prc-tools-gcc-2.0.tgz
これらのファイルは、FreeBSD の ftp サイトの /pub/FreeBSD/ports/i386/packages-4.5-release/
や、そこから配布されている CD-ROM の 4枚目に入っています。
- root になります。
- pkg_add を用いて、これらのパッケージをインストールします。
# pkg_add tcl-8.3.3_4.tgz
# pkg_add tk-8.3.4_1.tgz
# pkg_add libiconv-1.7_1.tgz
# pkg_add pilot-link-0.9.5_3.tgz
# pkg_add prc-tools-binutils-2.0.tgz
# pkg_add prc-tools-gcc-2.0.tgz
|
SDK のインストール
SDK のインストールは先にインストールした ports を使って行います。
- root になります。
- http://www.palmos.com/
から SDK 3.5 (
sdk35.tar.gz , sdk35-update1.tar.gz )
をダウンロードし、/usr/ports/distfiles に置きます。
/usr/ports/palm/palmos-sdk に移動し、make を実行します。
# cd /usr/ports/palm/palmos-sdk
# make
|
- ファイルが正しくダウンロードできていれば、
make は正常に終了するはずです。正常に終了したら、続いて
make install を実行します。
|